バイオマス燃料の弱点である石油などの化石燃料と比較して単位重量当たりの熱量が低い点や取扱いがむずかしい点を改善します。燃焼性を維持するために適した粒度分布を持ちながら多量生産が可能な微粒径燃料として籾殻を使用します。もみがら燃料によって、これまで困難とされてきた、燃焼制御性が要求される小規模燃焼装置でのバイオマス燃料の利用が可能となりました。
もみがら粉砕機は特殊ロータによる乱流と摩砕による粉砕機構でバイオマス燃料を様々な粒度に加工することができます。
籾殻のように水分の少ないバイオマスは直接もみがら粉砕機に投入することでもみがら燃料を製造できます。
もみがらボイラーに使用されているバーナーは細かい粒度のもみがら燃料から粗い粒度のものまで安定した燃焼をさせることができます。従来困難とされてきた小型燃焼装置でバイオマス燃料を使うことが可能となりました。
一般的に高温・長時間燃焼により籾殻燃焼の灰中に有害な結晶質シリカが生成されますが、もみがらボイラーによるバーナー燃焼では短時間に燃焼が行われ、結晶化を防止します。